生活保護受給中の病院通院のルールと障害年金への切り替え
生活保護を受給していた時期、病院へ行く際には必ず事前にケースワーカーに報告するという仕組みがありました。
うつ病やアスペルガー症候群での治療生活がどのように変わっていったのか、リアルな体験談を共有します。
目次
病院に行く前にケースワーカーに事前連絡が必要な仕組み
生活保護を受けていた頃、病院に行くたびにケースワーカーに病院名や電話番号を伝える必要がありました。
ケースワーカーが病院に連絡を入れてくれることで、医療費が無料になる仕組みです。
病院が生活保護を受け入れているか確認する必要がありました。
病院によっては生活保護者を受け入れないところもあり、事前に確認が必要でした。
私は心療内科と整形外科に通っていましたが、どちらもケースワーカーの確認を経て通院していました。
心療内科と整形外科に通院していたが、改善されなかった症状
心療内科ではうつ病とアスペルガー症候群の治療を、整形外科では慢性的な首こりと肩こりの治療をしていました。
医療費は無料でしたが、症状は大きく改善されることはありませんでした。
通院のたびに交通費も支給される制度がありましたが、請求するのが面倒で利用しませんでした。
通院しても症状が劇的に良くなることはなく、特に首と肩の痛みは慢性的に続いていました。
うつ病やアスペルガー症候群も、薬を変えても大きな効果は感じられず、長い間治療を続けました。
結論から言うと、生活保護中の通院にかかる交通費は、「移送費」として支給されます。
この項目では、「移送費」が支給される場合とされない場合について解説しますので、ぜひ理解しておきましょう。
引用元:生活保護受給中の通院に交通費は支給される?通院の際に支給される移送費について解説
ケースワーカーから障害年金の申請を指示される
ある日、ケースワーカーから「障害年金の申請をしましょう」と言われました。
心療内科で診断書を書いてもらい、私自身も病歴を書き込む形で障害年金の申請が進みました。
数ヶ月後、障害年金の支給が決定したとの通知が届きました。
これをきっかけに、生活保護から障害年金生活へと切り替わることになりました。
障害年金支給後、母親の住む賃貸に引っ越しを指示される
障害年金が決定した後、ケースワーカーから「母親が住んでいる賃貸に引っ越すように」と言われました。
母親と一緒に住むことで、彼女の年金と私の障害年金を合わせて生活していくことが前提とされました。
その後、生活保護の打ち切り通知が届き、生活保護のサポートが終了しました。
生活保護の打ち切り後、整形外科の通院をやめる決断
生活保護が打ち切られた後、整形外科の通院をやめることにしました。医療費が無料でなくなることもあり、優先して心療内科の治療だけを続けることにしたのです。
無料で医療を受けられる制度はありがたかったですが、慢性的な首こりと肩こりが治らなかったことが心残りです。
まとめ
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生活保護の制度には、病院通院のたびにケースワーカーとの連絡が必要なルールがありました。
その後、障害年金に切り替わったことで生活の基盤が変わり、母親との同居生活が始まりました。
医療費が無料だった生活保護の時期が終わり、治療の優先順位を見直さなければならない場面もありましたが、今後は障害年金を頼りに生活していくことになります。