破産管財人弁護士との面談体験談:自己破産手続きの一環として
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自己破産を決意すると、その過程で様々な手続きや面談が必要になります。
この記事では、私が破産管財人弁護士と面談した際の体験を、手続きの流れや感じたことを含めて詳しくご紹介します。
生活保護を受けながら自己破産を進める中で、どのようなやり取りがあったのか、実体験を通して共有したいと思います。
目次
破産管財人弁護士との面談日:当日は緊張の中でのスタート
自己破産手続きを進める中で、まず弁護士に通帳やカード、そして持ち家の登記簿謄本を提出しました。
家計簿も数ヶ月分つけて提出し、これで一つのステップを終えました。
破産管財人弁護士との面談は、自己破産手続きを始めてから約半年後に設定されました。
当日はとても緊張していました。
破産管財人弁護士は、裁判所が指定するもので、私の担当弁護士と一緒に訪れることになっていました。
面談日当日は、生活保護のケースワーカーにも破産管財人弁護士との面談を報告し、アパートを出発しました。
破産管財人の調査を受ける
破産管財人は自己破産の申立書類から、破産事件の調査を行います。
中には申立書類だけでは詳細がわからないこともあります。
例えば銀行口座に個人名義の出し入れがあったような場合、たとえ真実としてはオークションサイトでの私物の売買であったとしても、破産管財人としては個人からの借り入れや、個人に対する返済との区別をつけることは、銀行口座の記載の調査だけではわかりません。
不明点については破産管財人から、申立てを依頼した弁護士を通して問い合わせてくるので、きちんと答えます。
どのような返答をするかについては弁護士にまずは正直に告げたうえで、どのような返答をするか検討します。
この調査には答える義務があり、きちんと回答しない場合、少額管財が通常管財となるなどのおそれがあるので、確実に回答しましょう。
破産管財人弁護士との初対面:意外にも温厚な印象
面談場所である破産管財人弁護士事務所は、担当弁護士の事務所からほど近い場所にあり、事務所の前で弁護士と待ち合わせをしました。
担当弁護士と一緒に破産管財人弁護士の事務所に入ると、待っていたのは温厚そうな中年の弁護士でした。
思っていたよりも親しみやすい雰囲気の方で、担当弁護士とはすぐに雑談が始まりました。
まるで長い知り合いのように話している様子に、私は少し安心感を覚えました。
その間、私は黙って座って話の流れを見守っていました。
破産管財人弁護士とのやり取り:500円と持ち家の鍵を預ける
雑談が終わると、いよいよ本題に入りました。
担当弁護士が、私の住宅ローンやカードローン、家計簿などの書類を破産管財人弁護士に見せながら説明を始めました。
破産管財人弁護士は、書類を確認しながら「うんうん」と静かに聞いている感じで、特に大きなリアクションはありませんでした。
そして、私に話しかけたのは、以下の内容でした。
「数ヶ月間、郵便物は私のところに転送されるから、その間に届いた郵便は開封して確認するよ。何か重要な郵便があったら連絡するね。あと、切手代として500円を預かるから、それと持ち家の鍵もお願いね。」
これが私に求められた内容でした。
面談の結果:特に大きな質問もなく終了
面談の中で、私は現金500円と持ち家の鍵を渡しました。
それ以外に特に質問を受けることはなく、面談は30分程度で終了しました。
思っていたほど緊張する場面もなく、面談は淡々と進行して終わりました。
面談中に感じたのは、特に厳しい追及や質問もなく、必要な手続きを確認するだけだったということです。
面談後:ケースワーカーへの報告義務
面談が終わった後、私は生活保護のケースワーカーに電話で面談が無事に終わったことを報告しました。
生活保護を受けている身なので、こうした重要な出来事は逐一報告しなければなりません。
生活保護を受けながら自己破産を進める中で、常に管理されている感覚がありました。
お金の心配は少なくなったものの、「監視されている」というプレッシャーは、精神的に少し窮屈なものでした。
まとめ
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もう一度、人生を取り戻すために
今回の面談では、破産管財人弁護士とのやり取りは予想していたよりも簡素で、特に困難なことはありませんでした。
しかし、生活保護を受けながら自己破産の手続きを進めることには、精神的な負担も伴います。
管理下に置かれていると感じる一方で、支援を受けて生活を立て直すという大切なステップでもあります。
この経験を通して感じたのは、経済的なサポートを受けながらでも、自分の生活に対して感謝し、少しずつ前向きに進んでいくことが大切だということです。