債権者集会に出席した体験談:自己破産の現実とは?
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自己破産の手続きを進める中で、避けられないステップの一つが債権者集会です。
この記事では、私が実際に債権者集会に出席した時の体験をもとに、どのような流れで進むのか、どんな雰囲気なのかを詳しくお伝えします。
目次
法テラスの弁護士に相談:親戚や生活保護についてアドバイスを受ける
自己破産の手続きを進める前に、まずは法テラスの弁護士に相談しました。
弁護士からは、まず「親戚に借金返済の肩代わりをお願いしてみてください」と言われました。
しかし、親戚に頼んだものの借金の肩代わりは断られてしまいました。
次にアドバイスされたのは、市役所で生活保護を申請することでした。
生活を維持するためには、持ち家から出て、単身で賃貸に住む必要があると教えられました。
賃貸契約と生活保護:親戚の助けで生活を再スタート
親戚の叔母さんは借金返済の肩代わりはできませんでしたが、生活の支援として不動産屋に連れて行ってくれました。
そこで生活保護前提で賃貸契約を結ぶことができました。
連帯保証人は叔母さんが引き受けてくれ、初期費用も支払ってくれました。
賃貸への引っ越し後、無事に生活保護が決定しました。
その後、ケースワーカーからの指導に従い、債務整理を進めるため再び法テラスの弁護士に相談することになりました。
自己破産手続きと債権者集会の通知
自己破産の手続きが進む中で、破産管財人弁護士との面談を経て、約3ヶ月後に裁判所から債権者集会の通知が届きました。
この通知を受け取った時は、正直言ってとても緊張しました。
債権者たちと直接対面するのではないか、何か厳しい質問が飛んでくるのではないか、と心配していました。
債権者集会の目的
債権者集会は、自己破産の中でも管財事件でのみ開かれる集会ですが、今回の破産に関係している債権者に対して、破産手続の進捗を報告したり債権者の意見を徴収するという目的があります。
債権者側の立場から見ると、債務者に自己破産されると貸していたお金が返済されず、損をしてしまうことになります。
債務者にするとやむを得ない事情があったのかもしれませんが、「本当に貸したお金を返済できなかったのか」と納得できない債権者がいないとも限りません。そのような債権者に対して、債権者集会で手続きの進み具合をきちんと報告する必要があるということです。
債権者集会は、破産者が破産に至った事情や財産の換価状況を債権者に報告・開示し、債権者の意見を聴取したうえで破産手続に反映させるために行われます。
債権者集会当日:債権者は誰も出席せず
債権者集会の日、弁護士と一緒に裁判所に出向き、指定された部屋に入りました。
部屋には裁判長と二人ほどのスタッフが座っており、私はその向かいに座りました。
いよいよ債権者たちとの対面が来るのかと思いきや、誰一人として債権者は出席していませんでした。
債権者が出席しない中、弁護士と裁判長が書類を見ながら時系列で手続きを淡々と進め、驚くほどあっという間に集会は終了しました。
わずか5分ほどで終わり、債権者との対話もなく終了したのです。
淡々と進む債権者集会の現実
その後も債権者集会は3回行われましたが、毎回、債権者は一人も出席することなく、淡々と終わっていきました。
私は毎回緊張しながら参加していましたが、実際には何も大きな質問をされることもなく、ただ債権者が現れることなく進行するのが常でした。
まとめ:債権者との対話はなく、自己破産手続きは進む
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もう一度、人生を取り戻すために
債権者集会と聞くと、多くの方が債権者と直接話をする場だと思うかもしれませんが、私の場合は全くの対面なしで進みました。
結果的に、集会はとても短時間で、弁護士と裁判長が書類を確認し合う場にすぎませんでした。
この経験を通じて、自己破産の手続きは思っていたよりも冷静で、粛々と進んでいくものだと感じました。
最初は不安が大きかったですが、手続きが進むにつれて、少しずつ気持ちが楽になっていったことを覚えています。