自己破産の手続きをして1年後に持ち家は競売で競落された
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正社員として営業マンとして、働いていましたが、先輩のパワハラがキッカケで、働く意欲、生きる意欲を失いました。
目次
住宅ローン、カードローンの借金が気がかりの日々
心療内科で、主治医の診察、心理士の検査を得て、うつ病、アスペルガー症候群と診断されました。
総務部に診断書を提出したら、傷病手当金の申請のアナウンスがありました。
上司に報告すると、しばらく休職することになりました。しかし、うつ病は、治りませんでした。
上司に報告すると退職することになりました。
傷病手当金は一年半後に支給終了となりました。住宅ローン、カードローンの借金など1500万円ありましたので、支払いできるあてがなくなりました。
知り合いに相談すると弁護士に相談するように言われました。
親戚の叔母さんに助けられた
法テラスの弁護士に相談すると、親戚に借金返済の肩代わりをしてもらえるか相談してみてください。
あなた自身は、生活を続けるために市役所に行って生活保護の相談をしてくださいと言われました。
市役所の生活保護の窓口に相談すると持ち家から単身で賃貸住まいをしたら、生活保護の申請ができることを教えられました。
親戚の叔母さんに借金返済の肩代わりの相談をしたら、断られました。
しかし、親戚の叔母さんに不動産屋さんに連れていかれました。
そして、生活保護を受ける前提で賃貸を探してくれて無事に見つかりました。
自己破産手続きをした
連帯保証人は親戚の叔母さんが書いてくれました。
さらに、初期費用も支払ってくれました。こうして、一人暮らしできるようになりました。
その後、生活保護の窓口に申請して、生活保護が決定しました。
ケースワーカーから債務整理をするように指示されました。
法テラスの弁護士に債務整理を依頼したら管財事件、自己破産手続きに入ることを言われました。
持ち家に母親が残っていることを伝えたら、できるだけ早く持ち家から出て行くように言われました。
母親に伝えると、びっくりされました。
しかも、引越しするための賃貸を探すこと、初期費用も用意できませんでした。
母親も持ち家から出ていくことになった
わたしは、再び親戚の叔母さんに事情を説明しました。
すると、親戚の叔母さんと母親は賃貸を探すことになりました。
そして、母親の住む賃貸が見つかりました。
親戚の叔母さんが母親の賃貸の連帯保証人になってくれました。
さらに、賃貸の初期費用も全額出してくれました。
引越し代も出してくれました。
こうして、親子共々、持ち家から出て行くことに成功しました。
裁判所から借金免除の通知が届いた
わたしは自己破産の手続きをして、数ヶ月間、家計簿を書いたり、借金の成り行きや借金の詳細を説明しました。
その後は、破産管財人弁護士との面談がありました。
破産管財人弁護士との面談が終わったあとは、債権者集会が3回ありました。
債権者は誰も出席がありませんでした。
最後に持ち家の競売がされました。
競売価格を見ると、わたしが購入した金額の半額以下でした。
競売(ケイバイ(キョウバイ))の意味・解説
競売とは、売主が価格を確定せずに商品を売り出し、これに対して購入したい人がそれぞれに希望価格を申し出る販売方法でオークションともいいます。
最終的に売主は、販売期間内に最高価格を申し出た人と売買をします。
価格については売り出し時に、「これより低い価格では販売しないという」最低価格を提示することはあります。
日本では、「不動産の競売」は一般的に、地方裁判所が行う競売を指します。
これは、土地や建物の購入時に借りた住宅ローン返済ができなくなるなど、不動産を担保にした借入金等の債務履行ができなくなった場合に、債権者の申し立てによって、地方裁判所が競売を行う制度です。
競売物件は一般的な相場より安く手に入ることが多いのですが、不動産の法律関係などが複雑なこともあるので注意が必要です。
そして、数ヶ月後に法人に競落されました。
マンションなので、1年半くらい滞納していた管理費、修繕費、駐車代は、すべて負担してくれました。
持ち家が無事に競落されました。
その後、裁判所から借金免除の通知が届きました。
自己破産手続きをして、約一年かかりました。
本当は自力で借金完済したかった・・・
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こうして、35年の住宅ローン、カードローンなどの借金は免除されました。
約20年間、借金に苦しめら続けましたが、やっと借金から解放されました。
なんだか、大きな肩の荷が降りました。
親戚の叔母さんが必要な場面で援助してくれたので、ありがたかったです。
また、わたしを信じて住宅ローン、カードローンで貸してくれた銀行や会社には申し訳ない気持ちが残りました。
本当は借金を完済したかったからです。
自己破産をしたことが、なんだか申し訳ない気持ちが今も残り続けています。