親戚の叔母さんに借金1500万円の返済をお願いしたが断られた体験談
人生の中で、経済的な問題に直面することは避けられないこともあります。
病気が原因で働くことができなくなり、傷病手当金の支給も終了してしまいました。
借金1500万円を抱え、返済不能の状態に追い込まれた私は、親戚の叔母さんに借金返済をお願いすることを決意しました。
この体験がどのような結末を迎えたのか、そしてその中で得た教訓をシェアしたいと思います。
目次
傷病手当金の支給終了で借金返済が困難に
私は、パワハラを受けた結果、心療内科に通うことになり、最終的にはうつ病とアスペルガー症候群と診断されました。
その後、会社に診断書を提出し、休職に入ったものの、病気が改善することなく、数ヶ月後に退職することになりました。
退職後、私は健康保険組合から支給される傷病手当金で生活していましたが、この支給も1年半で終了。
そして、生活の維持や借金返済が困難な状況に陥りました。
住宅ローンやカードローンを合わせた1500万円の借金が、私の重荷となってのしかかりました。
法テラスの弁護士に相談し、親戚への頼みを決意
知り合いに紹介された弁護士に相談したところ、地元の法テラスの弁護士に相談することを勧められました。
法テラスの弁護士事務所に足を運び、弁護士に現状を説明すると、
「親戚の方に借金返済を肩代わりしてもらえないか、相談してみてください。」
というアドバイスを受けました。また、弁護士からは
「生活を続けるために市役所で生活保護の相談をするのも考えた方がいいでしょう。」
とも言われました。
親戚への借金相談は躊躇していましたが、弁護士の助言を受けて、叔母さんのもとを訪ねる決意をしました。
親戚の叔母さんとの再会
親戚の叔母さんは自営業をしていて、すでに引退していることは知っていました。
久しぶりに会うこともあり、何十年ぶりの再会でした。
叔母さんの家に着くと、まず出てきたのは娘さんでした。
幼少期以来の再会だったため、少し戸惑いながらも自宅に通してもらい、叔母さんが帰宅するのを待ちました。
しばらくして叔母さんが帰宅し、母親のお姉さんである叔母さんに、うつ病とアスペルガー症候群になり、労務不能であること、そして借金1500万円を返済できない現状を説明しました。
叔母さんの反応と財産分与の話
私は弁護士からのアドバイスをもとに、借金返済の協力をお願いしました。
すると、叔母さんは私にこう尋ねました。
「借金はいくらあるの?」
私は、住宅ローンとカードローンを合わせた1500万円の借金があることを伝えました。すると、叔母さんはこう答えました。
「財産は子どもたちにすでに分与してしまっているから、余分なお金はないよ。」
そして、こう続けました。
「とにかく、弁護士に相談して借金を何とかしなさい。」
私が期待していた通りにはいかず、結局借金を肩代わりしてもらうことはできませんでした。
しかし、予想していたことでもありました。
まとめ:親戚の力を頼るのも一つの選択肢だが、現実は厳しい
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もう一度、人生を取り戻すために
私は、親戚に借金返済をお願いするという経験を通じて、現実の厳しさを痛感しました。
弁護士のアドバイス通りに行動できたことはよかったものの、期待通りの結果にはなりませんでした。
それでも、行動を起こすことで新たな道が見えてくることもあります。
借金問題に直面している方々にとって、親戚や家族への相談は選択肢の一つかもしれません。
しかし、現実は厳しく、すべてが解決するわけではありません。
最終的には、法的な支援や行政の助けを借りて、少しでも前に進むことが重要です。
この体験が、同じように悩んでいる方々の参考になれば幸いです。
最後に
借金返済に悩む方にとって、最初の一歩は誰かに相談することです。
家族や親戚だけでなく、弁護士や行政のサポートを活用し、自分一人で抱え込まずに、道を切り開いてください。