生活保護前提で内覧なしで1DK賃貸に住み始めた体験
正社員として働いていた私が、パワハラによって働く意欲と生きる希望を失ったことがきっかけで、次第に人生は転落していきました。
しかし、その中でも自分にできることを少しずつ積み重ね、生活を立て直す道を模索しました。
今回は、内覧なしで生活保護前提の1DK賃貸に一人暮らしを始めた時の経験をシェアします。
同じような状況に直面している方々に少しでも参考になる情報を提供できればと思います。
目次
傷病手当金で住宅ローンとカードローンの返済をしていたが、限界が来た
パワハラの影響で精神的に参ってしまい、心療内科を受診した結果、うつ病とアスペルガー症候群の診断を受けました。
総務部に診断書を提出して休職し、傷病手当金を受け取りながら住宅ローンやカードローンの返済を続けていましたが、次第にそれも限界に近づいていきました。
傷病手当金の支給は1年半しか続かず、その後は借金返済ができなくなりました。
この時、知り合いから「弁護士に相談するべき」とアドバイスを受けました。
世帯分離して単身で生活保護を申請する方法を教えられた
弁護士に相談すると、自己破産する前に生活を維持するため、まずは生活保護の申請を考えるように言われました。
法テラスの弁護士にアドバイスを受け、親戚の助けを借りて世帯分離し、一人暮らしを始めることになりました。
生活保護の申請を進めるには、まず住居が必要でした。
内覧なしで賃貸契約が成立し、生活保護前提で1DKの部屋に住むことになりました。
【世帯分離と生活保護のポイント】
・世帯分離を行うことで「住民税非課税世帯」となるケースもあり、さまざまな優遇を受けられる。
・世帯分離を行うことで親が生活保護を受けられる可能性も。
・生活保護における「世帯分離」が認められるケースは、「世帯分離」を行わなければその世帯が「要保護世帯」となるとき
前の住居人が残していった家電がありがたかった
賃貸物件に入居したのは、前の住居人が引き払ったその日の午後でした。
内覧なしで入居した部屋には、驚くことに洗濯機やガスコンロ、さらに40インチのテレビが残されていました。
遮光カーテンもそのまま残されており、必要最低限の生活道具がそろっている状況でした。
また、前の住居人が残していった衣類や下着がビニール袋に詰められており、それを見ると、前の住居者が女性だったことがわかりました。
1DKの間取りは思いのほか快適だった
洗濯機とガスコンロがそのまま使える状態で残されていたことは、私にとって大きな助けとなりました。
生活保護の申請が通り、支給されたお金で冷蔵庫や電子レンジを購入し、1DKの新しい生活を始めました。
1DKの間取りは、ダイニングキッチン、ユニットバス、そして洋室があり、広すぎず狭すぎず快適でした。
角部屋で風通しも良く、内覧なしでも満足のいく環境だった
私はこの賃貸物件の角部屋を借りることができました。
角部屋であるおかげで風通しがよく、各部屋に窓があり、快適な住環境でした。内覧なしで契約したことに少し不安はありましたが、結果として洗濯機やガスコンロ、テレビなどが残されていたため、想像以上に恵まれたスタートとなりました。
数ヶ月後、ケースワーカーから債務整理を進めるように指示され、法テラスの弁護士と再度相談しました。
その結果、持ち家は競売にかけられ、1年後に裁判所から借金免除の通知が届きました。
もう、二度と借金に頼ることなく、堅実な生活を心がけようと心に決めました。
まとめ
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もう一度、人生を取り戻すために
私の生活は、正社員から一気に転落し、最終的には生活保護に頼るまでになりました。
しかし、内覧なしで借りた1DKの賃貸での新生活は予想以上に快適で、少しずつ生活を立て直していくことができました。
この経験を通じて、借金に苦しむことなく、安定した生活を目指すことの大切さを改めて感じました。
同じように困難な状況にある方々に、この体験が少しでも役立てばと思います。