うつ病とアスペルガー症候群と診断された私の人生と葛藤
私は幼少期に両親が離婚し、その後の人生は母親との二人暮らしという形で続きました。
さらに社会人になってからは職場でのパワハラに苦しみ、心のバランスを崩してしまいました。
そしてついに、心療内科で「うつ病」と「アスペルガー症候群」という診断を受けました。
今回は、その診断に至るまでの過程や、その後の葛藤についてお話しします。
目次
両親の離婚と父親の再婚が与えた心の影響
私が小学生の低学年だった頃、両親が離婚しました。
原因は父親の浮気で、彼は再婚相手と新たな生活を始めていきました。
この出来事は私にとって非常にショックであり、生きる意欲を失ってしまいました。
それまで成績は上位だった私ですが、両親の離婚をきっかけに学力が急降下し、学校生活も苦しいものになっていきました。
母親は過干渉、過保護、そして依存症のような状態で、私にとって非常に重たい存在でした。
そんな母親と二人暮らしになり、私はずっと「父親がいつか帰ってくるのではないか」と心のどこかで期待している自分がいました。
月に一度、父親と会う日曜日が唯一の楽しみで、父親からゲームソフトやお小遣いをもらう時間は、私にとって救いのようなものでした。
父親との時間は、幼い私にとってかけがえのないものであり、再婚相手を紹介された時も、複雑な感情を抱えながらその場にいました。
母親との関係と社会人としての挫折
社会人になった私は、エアコン販売の会社で正社員として働き始めました。
しかし、社長や先輩社員からのパワハラに耐えきれず、わずか1年で退職することになりました。
その後、先物取引仲介会社でも同様にパワハラを受け続け、再び退職を選びました。
どの職場でもパワハラに直面し、私は正社員としてのキャリアを築くことが難しいと感じるようになりました。
派遣社員やアルバイトを転々としながらも、再び正社員として働けるようになるまでには10年という長い時間がかかりました。
産業医との面談と心療内科の受診
その後、WEB集客サイトの会社で正社員として働き始めたものの、再びパワハラに直面しました。
住宅ローンやカードローンの借金、そして母親との複雑な関係も相まって、私は精神的に限界を感じていました。
総務部に相談すると、産業医との面談を指示され、そこでパワハラの問題や家庭環境について打ち明けました。
産業医とは
産業医とは、事業場において労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師を云います。
産業医学の実践者として産業保健の理念や労働衛生に関する専門的知識に精通し労働者の健康障害を予防するのみならず、心身の健康を保持増進することを目指した活動を遂行する任務があります。
産業医からは心療内科の受診を勧められ、会社の近くのクリニックで診察を受けることにしました。
診断結果は「うつ病」と「アスペルガー症候群」。
その言葉を聞いた時、私は自分の人生に起きていた問題がようやく形となって理解できたような気がしました。
「労務不能」と診断され、休職を余儀なくされたのです。
パワーハラスメントの定義
職場のパワーハラスメントとは
職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる
①優越的な関係を背景とした言動であって、
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
薬物療法と日常生活の苦悩
うつ病とアスペルガー症候群と診断された後、私は薬物療法を受けながら休職生活を送ることになりました。
抗うつ剤や睡眠薬が処方され、日々の生活は薬に依存するものとなりました。
しかし、薬を飲んでいても精神的な苦しみが消えることはなく、時には「死の恐怖」に襲われることもありました。
無気力、無関心、食欲不振といった症状に悩まされ、精神的な苦しみが次々と押し寄せてきました。
薬の影響で体重が増え、さらなる苦しみが
薬物療法を続ける中で、私は10キロも体重が増えてしまいました。
健康診断では「肥満」と診断され、医師からはメタボリックシンドロームに注意するようにと言われました。
精神的な苦しみに加えて、身体的な問題も抱えることとなり、日々の生活がさらに重く感じるようになりました。
心も体も疲れ切ってしまい、働く意欲も生きる意欲も失っていきました。
母親との関係がさらに悪化
唯一の家族である母親は、私の病気に対して理解を示してくれるどころか、逆に私を責め続けました。
「早く働いて、住宅ローンやカードローンの借金を返済しなさい!」と言われる日々は、私にとってさらに辛いものでした。
母親は、私のうつ病やアスペルガー症候群に全く寄り添ってくれなかったのです。
引きこもり生活と父親への想い
母親との同居生活は、私にとって大きなストレスでした。
引きこもりの生活が続き、働くことも生きることもできない状態に陥りました。
精神病は目に見えない分、理解されにくい部分が多く、私はますます孤独を感じるようになりました。
父親がいてくれたら、こんなにも苦しい思いをせずに済んだかもしれないと、何度も思うことがありました。
まとめ
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もう一度、人生を取り戻すために
うつ病とアスペルガー症候群の診断を受けたことで、私の心の中に抱えていた長年の疑問や苦しみが少しずつ明らかになりました。
しかし、それでもなお、家族の問題や過去の経験が私の人生に大きな影響を与え続けています。
このブログを通じて、同じように悩んでいる方々が少しでも自分の心に向き合い、前に進むきっかけを見つけてくれることを願っています。