借金返済不能からの自己破産:催促の嵐と再起への道
人生には予想もしない困難が訪れることがあります。
この記事では、私が実際に経験した借金返済不能から自己破産に至るまでの道のりと、その後の生活再建に向けた歩みについてお話しします。
目次
パワハラと病気が引き金となり、生活が一変した
私は正社員として営業職をしていましたが、先輩社員からの強いパワハラを受け、次第に働く意欲を失っていきました。
本社の総務部に相談したところ、産業医との面談を受けることになりました。
そこで、心療内科の受診を勧められたのです。
心療内科で診察を受けた結果、うつ病とアスペルガー症候群と診断され、労務不能と判断されました。
これにより、会社からは休職の指示を受け、傷病手当金の支給が始まりましたが、状況はどんどん悪化していきました。
働く意欲を完全に失い、パワハラが原因で体調を崩し、うつ病とアスペルガー症候群と診断されました。
退職と借金返済不能:催促の嵐が始まった
休職後も薬物療法を続けましたが、体調は回復せず、会社を退職することになりました。
その後も1年半は傷病手当金で生活費や住宅ローン、カードローンの返済をなんとかしのいでいましたが、支給が終了すると、ついに返済不能に陥りました。
住宅ローンを借り入れた銀行からは催促の電話や督促状が届くようになり、カード会社からも次々と返済を要求する通知が送られてきました。
ポストには毎日のように督促状が詰まり、電話も鳴りやみませんでしたが、恐怖で電話に出ることができませんでした。
督促の手紙や電話が毎日押し寄せ、精神的に追い詰められていきました。
さまざまな督促状と金融機関からの要求
住宅ローンの督促状には、ローンを解約して残りの全額を一括で支払うようにという厳しい文言が記されていました。
クレジットカードのリボ払いも解約され、残金をすぐに支払うように求められました。
あるカード会社からは、「困っているなら相談に乗りますから、電話に出てください」と手書きで書かれた督促状まで届くようになり、私の心はどんどん追い込まれていきました。
リボ払いの解約や一括返済の要求が押し寄せ、督促状が次々と届きました。
支払督促
金銭の支払又は有価証券若しくは代替物の引渡しを求める場合に限ります。
相手の住所地を管轄する簡易裁判所の裁判所書記官に申し立てます。
書類審査のみなので,訴訟の場合のように審理のために裁判所に来る必要はありません。
手数料は,訴訟の場合の半額です。
債務者が支払督促に対し異議を申し立てると,請求額に応じ,地方裁判所又は簡易裁判所の民事訴訟の手続に移行します。
金銭,有価証券,その他の代替物の給付に係る請求について,債権者の申立てにより,その主張から請求に理由があると認められる場合に,支払督促を発する手続であり,債務者が支払督促を受け取ってから2週間以内に異議の申立てをしなければ,裁判所は,債権者の申立てにより,支払督促に仮執行宣言を付さなければならず,債権者はこれに基づいて強制執行の申立てをすることができます。
なお,支払督促に対する異議の申立期間は,支払督促に仮執行宣言が付されるまでです。また,仮執行宣言の付された支払督促に対する異議の申立期間は,仮執行宣言の付された支払督促を受け取ってから2週間以内です。
引用元:支払督促
最終的な選択:生活保護と自己破産
私は知り合いに相談し、弁護士に助けを求めることにしました。
弁護士からは「持ち家を競売にかけ、自己破産をするしかない」とアドバイスを受けました。
その後、親戚の叔母さんの助けを借りて持ち家を出て、賃貸住宅での生活を始めました。生活保護の申請も通り、生活は何とか安定しました。
自己破産の手続きを進め、持ち家は競売にかけられました。
それに伴い、督促状や催促の電話はようやく止まりました。
自己破産を通じて、借金から解放されたものの、借金を抱えることの恐ろしさを身をもって学びました。
自己破産の手続きを経て、ようやく督促状や催促の電話から解放されました。
まとめ:借金地獄から学んだ教訓
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もう一度、人生を取り戻すために
借金の返済ができなくなると、督促状や電話が押し寄せ、精神的に追い詰められることを痛感しました。
最終的には自己破産という選択肢に行き着きましたが、この経験を通じて、もう二度と借金をすることは避けたいと強く感じています。
借金問題に悩んでいる方がいれば、早めに専門家に相談し、適切な対処をすることが重要です。
借金は二度としない。これは、自己破産を経験した私の強い決意です。