派遣社員で業務用空調メーカーの修理オペレーターをして月の残業100時間だった

派遣社員で業務用空調メーカーの修理受付オペレーターをしていました。

業務用のエアコンの修理受付なので、店とかホテル、ビル管理会社から修理依頼が来ていました。

見積書の値引き交渉をしてくる組織には、事前に見積書を上乗せして提出していた

ゼネコンとかサブコンとか聞きなれない会社を相手にして業務用空調エアコン修理の依頼を受けて、点検した技術員から必要部品、技術代とかの見積が上がってきます。

 

普通の会社の修理受付だったら、適正価格で見積書を作成するのですが、ラブホテルとか夜の店は、ほぼ必ずと言っていいほどに、見積書にケチを付けてきます。

 

高いから半額にしろ！

 

と電話で言ってきます。

 

ですから、ラブホテルや夜の店には、値引きを言われることを想定して見積書は、適正価格の倍額の見積書を作成していました。

 

そして、値引き交渉に応じて適正価格で発注してもらう工夫もしていました。

時間外手当の100時間は、翌月以降に、振り分け調整していた

業務用空調メーカーは、特に夏が非常に忙しいです。

 

エアコンを付けたらエラー表示が出て、エアコンが付かないと言った修理依頼が電話で殺到します。

 

元々、部署は人数が少ないので、夏は残業しないと、業務をこなすことができない状況でした。

 

夏は、いつも早朝に出社して、夜中の終電に間に合うように退社していました。

 

早朝と夜の時間外手当だけでも、固定給を上回ると言う感じでした。

 

派遣元から残業時間を80時間未満にしてくださいと言われました。

 

派遣先の上司から

 

残業時間を月に60時間で申請してほしい！

残りの40時間は翌月以降に振り分けてほしい！

 

と言われました。

 

ですから、夏は時間外労働時間が100時間を超えるので、9月、10月に、残りの40時間を振り分けて調整していました。

派遣社員を残して定時に帰る正社員たちのおかげで時間外手当でお金をたくさん稼ぐことができた

業務用空調メーカーの会社は不思議でした。

 

正社員は忙しくても定時で帰宅するのです。時間外に居残りしているのは派遣社員だけでした。

 

大企業としては、あまりにも、粗末な体制だと感じながら仕事していました。

 

もし、私たち派遣社員が定時で帰っていたら、仕事はどうなるのか、不安で仕方ありませんでした。

 

正社員や上司は定時で帰宅して、正社員の仕事も派遣社員がまかなっていました。

 

派遣社員の立場としては、時間外手当をたくさん支給されるのは、ありがたいことなので、時間外手当で業務用空調メーカーで勤務していました。

会社は大企業に吸収合併された

▼関連記事▼
正社員を逃亡退職後、派遣社員、アルバイト、無職を転々とした体験談
派遣先で先輩派遣社員からパワハラを受けていたときの対処法

 

その後、業務用空調メーカーの会社は他社に吸収合併されてしまいました。

 

体制がおそまつだから仕方ないと感じました。

 

吸収合併とは、合併の種類で、一方の法人格のみを残し、他方の法人格を消滅のうえ、合併により消滅する会社の権利義務の全部を、合併後存続する会社に承継させる手法。

 

このほかに、すべての法人格を消滅させ、合併により設立する会社に承継させる新設合併があるが、実務上はほとんど吸収合併が選択されている。

 

引用元：吸収合併｜M&A用語集

 

会社名が何回も変わって、苦労もありましたが、吸収合併されて、吸収元の会社の人材が増えて、フロアはだんだん画期付いてきました。

 

吸収合併を受けて、会社の移転もあり、吸収合併したら、会社がすごい勢いで変化していくのを目の当たりにして、派遣社員の立場ながらも社会勉強になりました。