うつ病

傷病手当金を受けた1年半の体験談:自己破産に向けた葛藤の日々

私は、WEB集客会社で営業マンとして働いていました。

成績も好調で、住宅ローンやカードローンの返済を順調に進めていましたが、職場でのパワハラをきっかけに、精神的な負担が重くなり、やがて傷病手当金を受けることに。

 

この記事では、1年半にわたる傷病手当金支給期間中の体験と、その後の自己破産への道を振り返ります。

先輩社員のパワハラで仕事と生きる気力を失う

営業成績は良かったものの、先輩社員からの理不尽なパワハラが続く日々でした。

 

勤務中に無意味な話を延々とされ、退勤後には食事に強引に誘われ、さらには駅で何時間も説教を受けることもありました。

 

私は住宅ローンやカードローンの返済を続けたい一心で働いていましたが、パワハラの影響で徐々に働く気力を失い、生きる意味さえ見出せなくなっていきました。

 

やむなく、総務部に相談した結果、産業医との面談が設定されました。

心療内科でうつ病とアスペルガー症候群と診断され、休職へ

産業医との面談では、パワハラを受け続けたことで働く意欲が失われ、借金返済に追われるプレッシャーが大きいことを伝えました。

 

すると、心療内科の受診を勧められました。

 

心療内科では、主治医による診察と心理検査を受け、結果的にうつ病とアスペルガー症候群と診断されました。

 

この診断書を会社に提出し、上司に報告すると、休職するよう指示されました。

 

同時に、傷病手当金の申請手続きを始めることになりました。

自立支援医療の申請で医療費が軽減される

診断を受けた後、抗うつ薬と睡眠薬が処方されました。

 

初めて服用した日は、12時間も眠ることができ、久しぶりにぐっすりと休むことができました。

 

また、自立支援医療制度についてインターネットで調べ、市役所で申請書をもらって心療内科で記入してもらいました。

 

この制度により、医療費の自己負担が3割から1割に軽減され、経済的にも助かりました。

 

日々は、散歩をしたり、横になったりと、気力の回復を図りながら過ごしていました。

 

自立支援医療制度の概要

 

1 目的
自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。

 

2 対象者
精神通院医療:精神保健福祉法第5条に規定する統合失調症などの精神疾患を有する者で、通院による精神医療を継続的に要する者

 

更生医療:身体障害者福祉法に基づき身体障害者手帳の交付を受けた者で、その障害を除去・軽減する手術等の治療により確実に効果が期待できる者(18歳以上)

 

育成医療:身体に障害を有する児童で、その障害を除去・軽減する手術等の治療により確実に効果が期待できる者(18歳未満)

 

引用元:自立支援医療制度の概要

娯楽でうつ病が良くなるかと思い、ニンテンドースイッチを購入

そんな中、少しでも気分が晴れるかもしれないと思い、電機店でニンテンドースイッチとスプラトゥーン2を購入しました。

 

学生時代にファミコンやスーパーファミコンで遊んでいた経験があり、ゲームが再び私を元気にしてくれるのではないかと期待しました。

 

しかし、予想以上にスプラトゥーン2に夢中になってしまい、朝から夜、さらには翌日まで寝食を忘れてプレイするようになってしまいました。

 

気づけば、生活リズムが完全に崩れていました。

スプラトゥーン2の虜になってしまった

次第に、夕方に寝て夜中に起き、スプラトゥーン2をプレイするという不規則な生活になりました。

 

母親からも「何かに取り憑かれたみたいだ」「やめなさい」と言われましたが、ゲームから抜け出すことができませんでした。

 

ゲームに負けるとイライラし、勝つとホッとする。この繰り返しで、完全にスプラトゥーン2に依存するようになってしまいました。

 

精神的な疲れが増し、うつ病がさらに悪化しているようにも感じました。

 

イカしたやつらがイカした進化!ガチで塗りあう時がきた!

 

2017年7月21日(金)発売、Nintendo Switch『スプラトゥーン2』の公式サイトです。

 

引用元:スプラトゥーン2 | Nintendo Switch | 任天堂

傷病手当金が終了後、無収入に直面

仕事に対する意欲は戻らず、会社に退職を申し出ました。

 

傷病手当金は1年半支給され、その間は何とか生活を維持していましたが、支給が終わると完全に無収入となりました。

 

この状況を知り合いに相談すると、弁護士に相談することを勧められました。

自己破産に必要なお金を知り、さらに困惑

弁護士に相談すると「自己破産しかない」と言われました。

 

しかし、自己破産には50万円から80万円が必要だと知らされ、困惑しました。

 

母親にも相談しましたが、母は持ち家が競売にかけられることを恐れ、大反対しました。

 

私名義で住宅ローンを組んでいたため、自己破産を進めることは可能でしたが、母との対立や必要な費用が足かせとなり、自己破産の手続きは進みませんでした。

 

お金もなく、出口の見えない状況に追い詰められていました。

うつ病によって人生が迷子になった

その後も複数の弁護士や司法書士に相談し、解決策を模索していましたが、結局、私に残された道は自己破産しかないことを痛感しました。

 

母親との話し合いも何度も繰り返し、精神的にも疲れ果ててしまいました。

 

傷病手当金の1年半は、そんな迷走と葛藤の日々でした。

まとめ

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この1年半、傷病手当金に支えられて生き延びましたが、精神的には非常に苦しい時期でした。

 

ゲームに没頭し、生活リズムを崩し、借金や自己破産への不安が募る中で、私は人生の迷子になってしまいました。

 

しかし、振り返ると、あの時期があったからこそ、今の自分がいると感じています。

この記事を書いた人

大福
大福

うつ病の無職が自己破産をした体験談やゲーム実況で20万円稼いだことのある出来事などをブログを通じて書いているブログ管理人です。うつ病に寄り添ってくれない過干渉、過保護、依存症の毒親である母親と二人暮らしです。

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