事務職として入社したのに、営業のテレアポを強要された体験談
私はエアコン販売代理店に事務職として正社員入社しましたが、そこで予想外の業務変更に直面しました。
この体験談を通して、中小企業のブラックな実態をお伝えしたいと思います。
目次
残業代なしで夜から始まる会議:典型的なブラック企業
入社して3ヶ月ほど経った頃、社長が突然、「新しい会社を作る!」と言い出しました。
その会社はエアコンの定期メンテナンス契約をメインにするというものでしたが、ここからが本当のブラック企業の始まりでした。
会議は毎晩、社長の独演会のようなもので、しかも夜から始まります。
就業時間を過ぎているにも関わらず、残業代は一切出ません。
さらに、新人の事務職である私まで営業の会議に強制参加させられる始末。
これが中小企業の現実でした。
会議は社長の独壇場:誰も意見を言えないワンマン経営
数日間、社長の独演会を聞かされた結果、社内で営業活動としてテレホンアポイントを行うことが決まりました。
しかし驚くことに、私は事務職であるにも関わらず、営業マンと同じようにテレホンアポインターをさせられることに。
社長からは「代理店と名乗る必要はない!」と指示され、私は大企業の名前を名乗ってアポイントを取るよう命じられました。
もちろん、現場ではこのやり方が問題になり、営業マンたちは苦労しましたが、私が取得したアポイントから実際に定期メンテナンス契約が取れた時は、営業マンたちも私も喜びました。
午前中は営業、午後は事務:二つの仕事を同時にこなす日々
しかし、立ち上げたばかりの会社にはインセンティブ制度もなく、私の努力が報われることはありませんでした。
アポイントをいくら取っても、何の報酬もなく、ただ単に仕事をこなすだけの日々。
それでも午前中は営業としてテレホンアポインター、午後は事務職としての業務を行うという変則的な働き方を強いられました。
手取り15万円で営業と事務を兼任:ブラック企業の現実
給与は月18万円でしたが、税金などを引かれると手取りは15万円程度。
それでいて、無償のテレホンアポインターとしての仕事と、事務職を兼任していました。
アポイントを取っても褒められるわけでもなく、インセンティブもなく、残業代も出ない。
これが中小企業の厳しさだと痛感しました。
このようなブラック企業での経験は、私にとって非常に辛く、もう二度とやりたいとは思いません。
正社員という肩書きの裏に潜む現実を知り、仕事選びの大切さを改めて感じる経験となりました。
まとめ
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事務職として入社したのに営業のテレアポを強要され、さらに残業代も出ないというブラック企業の現実を経験しました。
このような環境で働くことで、会社に対する期待や信頼感がどんどん薄れていきました。
今回の体験談を通じて、同じような状況に置かれている方々に「自分の価値をしっかりと守ること」の大切さを伝えたいと思います。