母親との共依存が生んだ苦しみ:過干渉と過保護が私を縛り続ける
親との関係は、人生に大きな影響を与えるものです。特に、親が過干渉や過保護であると、その影響は一層深刻です。
この記事では、母親との関係が私にどのような影響を与えたのか、そしてどのようにしてこの状況を乗り越えようとしているのかをお伝えします。
この記事が、同じような悩みを抱えている方々に少しでも役立てば幸いです。
両親の離婚で失われた幸福感と安心感
幼い頃、私は父親と母親、そして家庭に恵まれた環境で育ち、日々の生活に幸福と安心感を感じていました。
しかし、それは私が小学生低学年の頃に突然崩れ去りました。
父親が浮気をし、その結果両親は離婚。父親はすぐに浮気相手と再婚しました。
それまで感じていた幸福感と安心感は、両親の離婚によって一瞬で消え去り、不安と不幸感が私を包みました。
母親の過干渉と過保護が私の人生を縛る
両親が離婚した後、私は母親と二人で暮らすようになりました。
母親は私に対して過干渉で、私の行動や生活に細かく干渉するようになりました。
社会人になってからも、母親は私の給与口座を勝手に管理し、散財していました。
さらに、毎朝私が会社に行く際には、母親が弁当を作って持たせるようになりました。
これが原因で会社の同僚からからかわれることもあり、恥ずかしい思いをすることが何度もありました。
母親は私を一人の人間として尊重することなく、過保護であり続け、私の人生を支配していたのです。
機能不全の家庭で感じる孤独と共依存
共依存(きょういぞん / co-dependency )とは、お互いに依存しあい、力をそぎあう人間関係のことです。
「人はひとりでは生きていけないのだから、誰かと依存しあうのはよいことではないか」
と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、共依存は、お互いが自分にできることを決めて、主体的に助け合う相互協力(そうごきょうりょく)とはちがって、主体的になれない大人二人がお互いを支配しあいながら結びついている負の関係のことをいいます。
つまり、相手に自分を頼らせることで相手を支配しようとする人と、その人に頼ることでその人の自由を奪おうとする人との間に成り立つ関係であり、そこでは二人はお互いに相手の生きる力をむさぼりあうので、両者ともに疲れ果てていきますが、それでも別れようとはしません。いわゆる「憎み合いながら離れられない」「軽蔑しあいながらも、一緒にいないとさびしい」「愛憎劇」といった状態です。
共依存の核には、他者をコントロールしたいという支配欲があります。
引用元:共依存
私の家庭は機能不全家族となり、家族としての温かみや安心感を感じることはなくなりました。
結婚することもなく、独身のまま母親との共依存関係に縛られて生きています。
母親は私の収入に依存し、私は母親の世話をしなければならないという責任感に縛られています。
この関係は、互いに支え合うべき親子の関係というよりも、互いに頼らなければ生きていけないという負の連鎖を生み出してしまっています。
今もなお、私はこの共依存関係に苦しみ、そこから抜け出す方法を模索しています。
まとめ
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家族団欒に憧れます。家族仲良しに憧れます。
母親との関係が私に与えた影響は、非常に大きなものでした。
過干渉や過保護、そして共依存の関係は、私の人生に重くのしかかり、自由に生きることを難しくしています。
しかし、この記事を通じて、同じような悩みを抱えている方々に、自分の人生を取り戻すための一歩を踏み出すきっかけになればと思います。
親との関係に悩む方々へ、どうか自分自身の幸せを優先し、勇気を持って自分の道を切り開いてほしいと願っています。