うつ病で初めての一人暮らし:生活保護を受けてからの体験談
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うつ病やアスペルガー症候群の診断を受け、労務不能となり、私の生活は大きく変わりました。
この記事では、初めての一人暮らしと、生活保護を受けた体験をお伝えし、同じように苦境に立たされている方々に少しでも希望を届けられればと思います。
目次
生活保護の話が持ち上がった
1500万円の住宅ローンとカードローンを抱えていた私は、傷病手当金でなんとか返済を続けていましたが、1年半でその支給が終了しました。
収入が途絶えた私は、知人に相談し、弁護士に助けを求めるように言われました。
法テラスの弁護士に相談すると、まず親戚に借金の返済をお願いしてみるようアドバイスされました。
しかし、親戚に助けを求めたものの、借金の肩代わりは断られてしまいました。
その後、弁護士から生活を続けるために市役所で生活保護を申請するようにと言われました。
市役所の窓口で、持ち家を手放して賃貸に引っ越せば生活保護を申請できると教えられました。
内覧なしで賃貸契約を決定
親戚の叔母さんに再び相談すると、借金返済は手伝えないものの、不動産屋に連れて行ってくれ、生活保護を前提に賃貸契約を結ぶことになりました。
しかし、物件を自分で選ぶ余裕はなく、内覧もなく契約が進められました。
まるで私に選択の権利がないかのように感じました。
親戚の叔母さんがすべてを手配
不動産屋とのやり取りはすべて叔母さんが進めてくれました。
私はただ、その様子を見守るだけでした。叔母さんは連帯保証人にもなってくれ、初期費用も負担してくれました。
こうして、新しい生活をスタートすることができました。
その後、生活保護を申請し、数週間後に正式に生活保護が認定されました。
しかし、新しく住んだアパートは壁が非常に薄く、隣の住人の声や騒音が常に気になる物件でした。
アパートでは、隣人の声が壁越しに聞こえるほどでした。
最近の賃貸マンション、賃貸アパートの防音性能は?
日常の生活には音がつきもの。家族の笑い声や足音、テレビや音楽を楽しむ音、お風呂やトイレの水を流す音など、寝静まった深夜を除いて、常に家の中には音があふれています。音が響くのが自分の部屋の中だけであれば問題ありませんが、アパートやマンションといった集合住宅では上下や隣の住戸に響いてトラブルの原因になることも。
では、アパートやマンションで、音はほかの住戸にどのように伝わってしまうのでしょうか。
音は空気や壁・床などを介して伝わる
音には「空気伝播音」と「固体伝播音」があります。
空気伝播音は、空気によって伝わっていく音。テレビの音、ギターやピアノなどを演奏する音、話し声などがそうです。床下、天井裏の空間の空気や、窓の隙間などを介して音が伝わります。音の発生した場所からの距離が大きくなるほど、また、ドアやカーテン、壁、床など障害物が多くなると音の大きさは減衰します。
固体伝播音は、床や壁を振動させて伝わる音。子どもが走ったり、ソファやテーブルからジャンプしたり、椅子を引く音などがあります。固体は気体や液体に比べて密度が高く音を伝えやすいため、距離が離れていても空気伝播音ほどは音が小さくなりません。また、壁や床を厚くしても伝わってしまいます。
空気伝播音は壁内に吸音材を施工する、壁を厚くするなどの対策が可能ですが、固体伝播音は壁が薄い場合はもちろん、厚い壁でも伝わってしまうため、防振ゴムを床に施工するなどの対策をとっても、空気伝播音に比べると防ぐことが難しいのが実情です。
初めての一人暮らしは騒音との戦い
一人暮らしが始まりましたが、隣の住人の話し声や子供の泣き声が常に耳に入り、時には昼間からの大きな物音に悩まされることもありました。
また、交通の騒音や電車の音も気になり、私が静かに過ごせる時間はほとんどありませんでした。
騒音のない時間は引きこもって寝ることで、自分なりに心の安定を保っていました。
ケースワーカーは月に1〜2回アポなしで訪問し、私の生活状況を確認していきました。
訪問があるたび、私は「国に監視されている」ような感覚に陥っていました。
生活保護下では、自由を感じることが難しい状況でした。
ストレスだらけの一人暮らし
うつ病とアスペルガー症候群に加え、隣の騒音、ケースワーカーの訪問、生活保護による監視といった要素が重なり、私の生活はネガティブなものばかりでした。
心の安定を求めながらも、日々の生活にストレスが積み重なり、生きる気力を失っていきました。
自己破産が終わると、ケースワーカーから障害年金の申請を指示され、数ヶ月後に障害年金の支給が決定しました。
生活保護が打ち切られ、障害年金生活へ
障害年金が支給されるようになると、今度は母親と同居するようにとケースワーカーに言われました。
母親の賃貸アパートに引っ越し、母親の年金と私の障害年金で生活を続けることになりました。
こうして、生活保護は打ち切られ、障害年金での生活が始まりました。
母親との同居生活:新たな挑戦
母親の賃貸アパートは、以前住んでいた騒音の多いアパートとは異なり、非常に静かで落ち着いた環境でした。
しかし、母親は過干渉であり、彼女との同居生活は新たなストレスを生むことになりました。
騒音のない環境に安心を感じつつも、母親との依存的な関係に悩む日々が続きました。
まとめ:生活保護から障害年金生活へと続く道
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もう一度、人生を取り戻すために
生活保護の制度は、金銭的な面での不安を解消してくれるものですが、同時に自由やプライバシーが制限される面もあります。
私の経験を通して感じたのは、生活保護は一時的な支えではあるものの、それを乗り越えて再起を目指すことが重要だということです。
障害年金に移行し、母親との新たな生活が始まりましたが、そこにも新たな課題が待っていました。
この記事を読んでいる方々が、同じような状況で悩んでいるならば、一人で抱え込まずに専門家に相談し、少しずつでも前向きに進んでいけるよう願っています。
生活保護や障害年金を頼りながらも、未来に向かって自分の道を歩んでいきましょう。