金融会社の正社員としてパワハラに耐えられず、逃亡退職した体験談
今回は、金融業界で正社員として働いていた私が、半年間にわたるパワハラに耐えきれず退職した体験について書いていきます。
この経験が、読者の皆さんにとって、パワハラ問題や退職のタイミングを考えるきっかけになればと思います。
目次
マンション購入後の嫉妬から始まったパワハラ
私が金融会社に勤めていた時、年収は約400万円、残業手当や住宅手当などもしっかり支給されており、経済的には安定していました。
住宅ローンを組んでマンションを購入した後、周囲からの視線が変わり始めました。
マンションを購入したことがきっかけで、部下や上司、同僚からのパワハラが始まったのです。
カバンにゴミを詰め込まれる嫌がらせ
ある日、退勤時にカバンを開けたところ、ゴミが大量に詰め込まれていました。
それだけではなく、部下は私の指示を無視するようになり、上司や先輩たちは「部下の教育がなっていない」と私を責めました。
さらに、賞与の査定でも意図的に最低ランクにされ、部下のミスは全て私の責任として押し付けられ、上司の部屋で何時間も土下座を強要されることもありました。
賞与査定でもパワハラが行われ、部下の評価は高いのに私だけが不当な扱いを受けていたのです。
半年間続いた理不尽な日々と退職への決断
理不尽な扱いが半年以上も続き、私の心身は限界を迎えました。
上司は退職を認めず、私は追い詰められました。
最終的に逃亡することを決意しました。
ある日、いつものように出社し、昼休みに外出するふりをして、そのまま帰りの電車に乗り会社を後にしました。
携帯電話には、会社からの催促の電話が鳴り続けましたが、一切出ませんでした。
退職手続きを喫茶店で行うことに
逃亡から一週間、マンションに引きこもっていました。会社からの電話は止まることなく、母親が電話に出ると、本社の人事部から「退職手続きを行い、退職金を出すから会社に来て欲しい」とのことでした。
私は会社に行くことを拒否し、最終的に喫茶店で上司と再会して退職手続きを行いました。
「元気でな!」と言われて手渡されたカバンの中には、まだゴミが詰め込まれていました。
就業規則とは・・・.
労働者の賃金や労働時間などの労働条件に関すること、職場内の規律などについ. て定めた職場における規則集です。
退職後に訪れた解放感と後悔
退職後、カバンの中には私の使っていた筆記用具とともに、再びゴミが詰まっていました。
しかし、会社を辞めたことで私はようやく解放感を味わうことができました。
後日、退職金も振り込まれましたが、母親からは「会社を辞めてもったいない」と言われました。
唯一の後悔は、逃亡せずに転職を考えるべきだったということです。
無職からの就職活動の厳しさ
無職となった私は就職活動を始めましたが、結果は不採用の連続。
最終的には派遣社員として働くことになり、正社員時代よりも収入が大幅に減少しました。
その後、生活費を補うためにカードローンに頼らざるを得ない状況に陥りました。
まとめ
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パワハラを受けていたとはいえ、会社を逃亡するのではなく、冷静に転職を考えるべきだったと今では思います。
退職後の無職期間は非常に厳しく、派遣社員としての生活も安定しませんでした。
読者の皆さんには、同じような状況に陥る前に、しっかりと対策を考えることをおすすめします。
冷静な判断と計画的な転職が、最適な解決策であると感じています。