うつ病になって借金返済不能になって自己破産になってしまった体験談
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きっかけは、心療内科へ通院したことから始まります。
目次
先輩からのパワハラがきっかけで、働く意欲や生きる意欲を失い、産業医面談へ
WEB集客会社の正社員で、先輩からパワハラを受け続けて、次第に働く意欲、生きる意欲を失ってきました。
WEB集客会社の本社の総務部に、働く意欲がなくなってしまっていることを相談したら、産業医面談をしてくださいと言われました。
産業医とは、事業場において労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師を云います。
産業医学の実践者として産業保健の理念や労働衛生に関する専門的知識に精通し労働者の健康障害を予防するのみならず、心身の健康を保持増進することを目指した活動を遂行する任務があります。
産業医面談をして、先輩からパワハラを受けていること、働く意欲、生きる意欲を失ったことなどを相談しました。
すると、心療内科を受診してみるように言われました。
うつ病、アスペルガー症候群により労務不能と診断される
会社近くの心療内科を見つけて、通院することになりました。
心理士や担当医の診断により、うつ病、アスペルガー症候群と診断されました。
「うつ病」とは 一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。
うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態です。
引用元：うつ病 - こころの情報サイト
対人関係や社会的コミュニケーションの困難さ
会話は表面上問題なくできますが、行間を読むことが苦手で、字義どおりの意味で解釈する傾向があります。
そのため、冗談や皮肉が理解できず、他者の真意を勘違いしやすい傾向があります。
人の心情を直感的に理解し共感したり、人の気持ちを想像したりすることが苦手なために、場の空気を読むことや、相手の気持ちに共感する言動がとれず、対人関係でトラブルを抱えがちです。
そして、労務不能により会社を休職してくださいと言われました。
医師は会社に提出するための診断書を書いてくれました。
わたしは医師に言われた通り、上司に心療内科で診断された病名を伝えました。
すると、上司からしばらく休職するように言われました。
抗うつ剤、睡眠薬を飲み続けたが、うつ病が治る気配がない
本社の総務部から傷病手当金の申請書を毎月、医師に書いてもらうようにと指示されました。
病気やケガで会社を休んだとき（傷病手当金）
病気やケガで会社を休んだときは傷病手当金が受けられます。
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
傷病手当金の申請書を会社に提出したら、翌月から健康保険組合から固定給の約7割くらいが支給されるようになりました。
傷病手当金をいただきながら、心療内科に通院して、抗うつ剤、睡眠薬を処方されました。
数ヶ月、抗うつ剤、睡眠薬を飲んでも、働く意欲、生きる意欲が湧いてきません。
むしろ、働きたくない、生きるのがツラい、会社に戻りたくないと感じるようになりました。
今まで借金返済のために我慢して働き続けて、自分の気持ちを誤魔化していたのでしょう。
抗うつ剤、睡眠薬を飲み続けたことで、素直な気持ちが現れたのだと感じました。
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傷病手当金が支給されていた一年半年間、過ごしていた体験談
休職していた会社を退職した
上司から電話がかかってきて、
復職できそうか？
と聞かれました。
わたしは、
もう働く意欲を失いました。すみません。
と伝えました。
上司からの電話で会社退職の意思を伝えることになりました。
退職願を本社の総務部に提出しました。
そして、うつ病、アスペルガー症候群が治らないまま、無職となりました。
本社の総務部からは、引き続き傷病手当金が支給されることを言われました。
ただ、傷病手当金の申請書の送付先は健康保険組合に直接送付してほしいと言われました。
後日、本社から離職票が届きました。
1年くらいしか働いていないためか退職金は支給されませんでした。
35年の住宅ローン、カードローンの借金返済を続ける手段がわからないでいると・・・
うつ病、アスペルガー症候群のために通院を続けることになったので、自立支援医療を市役所に提出しました。
その間は、寝たり、散歩したり、ゲームしたり、他愛もない過ごし方をしていました。
ただ、気になっていたのは35年の住宅ローン、カードローンの返済です。
傷病手当金は最大でも1年半までの支給になることをインターネットで調べて知ることができました。
もし、傷病手当金が支給終了になったら、どうしたらいいのか、将来の不安が一気に押し寄せてきました。
知り合いに住宅ローン、カードローンの借金返済を続ける自信がないことを相談したら、いざとなったら、弁護士に相談すればいいと言われました。
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住宅ローン、カードローンの借金返済不能になって催促や督促の嵐に遭遇した
弁護士の無料相談で債務整理の方法を教えてもらった
知り合いの紹介で弁護士の無料相談をしてもらいました。
すると、自己破産、個人再生などの債務整理方法を教えてもらいました。
債務整理
弁護士があなたの代理人となって借金の整理をすることを債務整理といいます。
債務整理の方法は、基本的には任意整理手続き、自己破産・免責手続きの２つがありました。
さらに、平成13年４月から施行された「個人再生手続き」が加わることとなりました。
その他に、払い過ぎた利息分の取り戻しをする「過払金返還請求」という手続が加わるようにもなりました。
なお、いずれの手続きも、弁護士が貸金業者に対し受任通知を送付すると、貸金業者は自らの顧客（債務者）に対し直接に取立行為をすることが禁止されています。
この点が、弁護士に債務整理を依頼した時点での最大の効果です。言い換えれば、弁護士に依頼すれば、貸金業者からの督促の煩わしさから解放されることになります。
引用元：債務整理｜借金問題｜法律相談一覧
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複数の弁護士の無料相談や司法書士の無料相談会にも参加した体験談
私は、まだ傷病手当金が支給されているし、うつ病が治れば、また就職活動を再開しようと考えていました。
担当医に相談せずにハローワークに行って相談したら、障害者雇用があることを言われました。
障害者雇用には、障害者手帳がいることを教えてもらいました。
市役所に障害者手帳申請書をもらって主治医に申請書を書いてもらいました。
すると、障害者手帳が支給されました。
障害者手帳を支給されたが、主治医に障害雇用で働くともっと症状が悪化すると言われて止められた
障害者手帳を持って障害雇用コーナーに行ったら、主治医に働いてもいいと言う同意書を書いてもらってくださいと言われました。
わたしは主治医に障害雇用枠で働きたいです。働いて借金を完済したいのです。
と、伝えると、
あなたは、労務不能だから、治るまでは働かないほうがいい
と言われて、何度、懇願しても、障害雇用枠の同意書を書いてくれませんでした。
ハローワークの障害雇用コーナーの相談員に伝えると、仕方ないですが会社を紹介できませんと言われました。
私は、社会で働けない人間と認定されてしまったのです。
それから数ヶ月後、傷病手当金の支給終了してしまいました。
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親戚の叔母さんを訪ねて、住宅ローン、うつ病のことなど、どうしようもないことを話した
わたしはあせりました。
完全に無収入になってしまったからです。
主治医に相談しても、借金のことは弁護士に相談してくださいと言われました。
再び弁護士の無料相談で、住宅ローン、カードローンを支払えない状況になったことを説明しました。
すると、親戚に頼れる人はいませんかと言われました。
親戚はいるのですが、何十年と会っていないことを伝えました。
すると、法テラスに所属している近所の弁護士に相談してくださいと言われました。
私は、親戚の叔母さんを尋ねました。
そして、うつ病、アスペルガー症候群になって働けなくなったこと、住宅ローン、カードローンが支払えないことを伝えました。
叔母さんは、びっくりしましたが、借金の肩代わりはできないと言われました。
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法テラスの弁護士から市役所の生活保護に相談するように言われる
あとは、法テラスの弁護士をインターネットで調べて、弁護士事務所を訪問しました。
そして、うつ病になって働けなくなったこと、住宅ローンなどの借金の詳細をザックリ説明しました。
すると、弁護士からは、生活できる状態にすることが最優先なので、市役所の生活保護を尋ねてくださいと言われました。
生活保護制度
資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する制度です。（支給される保護費は、地域や世帯の状況によって異なります。）
引用元：福祉・介護生活保護制度
わたしは、もう意味がわかりませんでした。
なぜ、債務整理のことを一言も行ってくれず、生活保護をアナウンスしているのか、この時はサッパリわかりませんでした。
世帯分離をして生活保護の道へ
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けど、弁護士のアドバイス通り市役所の生活保護の係りを訪ねて、今までの経緯を説明しました。
すると、世帯分離してくださいと言われました。
住宅ローンの持ち家から、あなた単身で賃貸暮らしをしたら生活保護の申請ができることを教えられました。
わたしは、もう賃貸の初期費用などを工面するお金もありません。
むしろ、住宅ローン、カードローンを借りている銀行や金融機関から、手紙が膨大にポストに投函されて、毎日のように知らない番号から電話がかかってくる毎日におびえていました。
親戚の叔母さんに生活保護の話をしたら不動産屋さんを一緒に訪ねてくれました。
そして、1DKの安いアパートを勧められるがままに、即決になりました。
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ケースワーカーは、1ヵ月に数回アポなし訪問されるようになった
初期費用全額は、親戚の叔母さんが負担してくれました。
そして、母親を持ち家に残して、私一人、単身で賃貸に住むことになりました。
賃貸の住民票を書いてから、再び生活保護を訪ねることになりました。
すべての銀行口座、クレジットカード、残金などを細かくチェックされました。
そして、2週間後くらいに、生活保護の認定通知が届きました。
翌月は現金の手渡しでしたが、翌々月以降から、生活保護費が振り込まれるようになりました。
ケースワーカーは、アポなしで、1ヶ月に1、2回くらい訪問されて生活状況をチェックされました。
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ヘルパーさんに、食事、掃除をしてもらえるようになった
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うつ病でやる気がないのでヘルパーに来てもらっていた
主治医から食事や掃除に不便していることを伝えたらヘルパーをお願いするように言われました。
インターネットでヘルパーについて調べると、手続きが必要なことがわかりました。
ヘルパーが必要かどうか社会福祉協議会ともう一人、他の人が来て生活についてヒアリングされました。
そして、数ヶ月後にヘルパーが来てくれるようになりました。
一緒に掃除をしたり、料理をしたりするようになりました。
ケースワーカーから弁護士事務所に行って債務整理をしてくださいと言われました。
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弁護士から3ヵ月、家計簿をつけるように言われた
再び弁護士事務所に行くと自己破産の手続きをするとのことでした。
そして、弁護士にすべての住宅ローン、カードローン、銀行口座、残金などを提出しました。
弁護士に依頼してから銀行やカード会社からの手紙や電話が止むようになりました。
そして、3ヶ月ほどは家計簿をつけるように言われました。
食費、雑費に何を使ったかなどを詳しく家計簿をつけるように言われました。
破産管財人弁護士の面談があると通達があった
3ヶ月間、家計簿をつけたことを弁護士に電話すると、提出してくださいと言われました。
数ヶ月後、破産管財人弁護士の面談があることを教えられました。
破産管財人弁護士事務所には、担当弁護士同席で弁護士同士がやり取りしていました。
私はただ、破産管財人弁護士と会っただけみたいな感じでした。
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債権者集会のために何度か裁判所に出頭することになった
その後、債権者集会に出席してくださいと日時の指定付きで裁判所に出頭することになりました。
担当弁護士と一緒に部屋に入ると裁判官と、他数名の方が入ってきました。
債権者は誰も参加していませんでした。
その後も債権者集会、合計3回ほど出席しましたが、債権者は誰一人と出席がありませんでした。
ですから、債権者集会は5分ほどで終了していました。
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持ち家は、無事に競落された 持ち家から母親は引っ越しに成功
最後に35年住宅ローンの持ち家は競売となりました。
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自己破産の手続きをして1年後に持ち家は競売で競落された
数ヶ月後、競落した会社から封書が届きました。
鍵を送ってくださいと言われました。
競落された持ち家には、母親が住んでいましたが、従兄弟の叔母さんが、母親の賃貸を見つけてくれて、母親も一人暮らしになりました。
こうして、競落された物件から立ち退いて、数週間後に裁判所から手紙が届きました。
借金全額免除の通知が届きました。
こうして約1年の期間を得て自己破産は終了しました。
ケースワーカーから障害年金の申請をするように提案された
自己破産関係の膨大な書類はどうしたらいいか弁護士に確認したら、捨てるなり好きにしてくれていいですよと言われました。
債務整理の費用は生活保護が全額負担してくれました。
その後、ケースワーカーから障がい年金の申請をしてくださいと言われました。
年金事務所に行って、障がい年金の申請書を受け取りました。
主治医に障がい年金の申請書を書いてもらいました。
すると、数ヶ月後に障がい年金の支給認定が決定しました。
母親も生活困難となってしまい、母親と世帯を一緒にするようにケースワーカーから指示された
数日後、母親は、アルバイトを失業してしまいました。
母親にアルバイトを失業したことを相談されたので、生活保護に相談してほしいと言われました。
母親が生活保護に相談すると、ケースワーカーから、母親の賃貸に引越しして世帯を一緒にしてほしいと言われました。
わたしは、母親の賃貸に引っ越しすることになりました。
そして、引っ越し屋さんに、冷蔵庫、電子レンジなどの大型家電を処分してもらいました。
生活保護が打ち切りとなった
そして、引っ越しした後に、ケースワーカーから、母親の年金と、あなたの障がい年金を合わせて生活してくださいと言われました。
数日後、生活保護から生活保護打ち切りの通知が届きました。
こうして、母親と再び同居することになりました。
本当は自分の手で借金完済をしたかったのですが、自己破産になってしまったり、生活保護を受けることになるとは思ってませんでした。
人生生きていたら何があるかわかりません。
